愛着障害とは

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人の態度がとても気になる、人の顔色を見て不安になる。人と相対することを避け相手に合わせてしまう、仕事以外は関わりたくない。
そんな風に思い人との関係が嫌になることはありませんか?
これは、幼少期の親との関わりの中でうまく愛着が形成されなかったことが、原因で引き起こされる愛着障害に関係があるのかもしれません。すべての方に当てはまるということではありませんが、実際に、私も回避型と呼ばれる愛着障害の可能性があると思い調べてみました。

愛着障害とは

愛着障害とは、幼少期の養育過程で養育者との愛着がうまく形成されず、対人関係や情緒面で問題が生じる状態です。
原因としては、幼少期に母親との死別、何らかの理由で母親と離れ離れにされた。親からのネグレクトや虐待、親からの否定的な態度や都合や期待ばかりを主張されて育ったこと等が原因で、きちんとした愛着を築くことができず過度に人を恐れたり、他人に期待することを諦めてしまうといった症状が現れます。さらに、愛着障害にもさまざまなスタイルがあり、自分がどのタイプなのかを知ることが大事とされています。

不安型の愛着障害

不安型の愛着障害の方は、人との関わりの中で人の態度や顔色が気になり相手に合わせてしまう、相手に嫌われていないかと相手の反応に敏感になり不安になるという特徴があります。不安型の愛着障害の方にとって、自分が愛されているかどうかが非常に大事で、パートナーがいる場合、パートナーの評価が自分の価値基準になりやすく、相手に悪気がなくとも、その態度や対応が気になり傷ついたり、不安になることが多々あります。また、人や物等に依存しやすい特徴もあります。

回避型の愛着障害

回避型の愛着障害の方は、人と相対することが苦手で相手に合わせてしまう、人と仲良くなることが億劫で、自分を曝け出すことが苦手、他人に迷惑をかけるのは良くないと過度に思っているという特徴があります。回避型の愛着障害の方は、人と距離を置いたり、人と仲良くなることを煩わしく思ったりすることが多々あります。また、相手に頼ることができず、ストレスが溜まっても自分の中で溜め込んでしまい、自分の殻に閉じこもろうとします。パートナーがいる場合は相手の気持ちに鈍感だったり、パートナーの好意的な対応に気づかなかったり、煩わしく思ったりするという傾向があります。
相手を信じたり、大切にするという行為は回避型の愛着障害の方にとっては難しいことなのかもしれません。

恐れ・回避型の愛着障害

恐れ・回避型の愛着障害の方は、不安型と回避型の両方の特徴を合わせ持ち、自分自身でもコントロールがきかないということがあります。他者からの愛情や期待を望むものの、傷つくことが恐くて相手を避けてしまうという状況になりがちです。
パートナーがいる場合は、甘えたいと思い甘えていたかと思えば急に突き放す等、パートナーを振り回してしまうということが多々あります。恐れ・回避型の愛着障害の方は、自分でもどうしたいのかわからないという葛藤の中で日々を過ごしているのかもしれません。

愛着障害の人にとって大切なこと

愛着障害の方にとって大切なことは、まずは自分の愛着がどのタイプなのかを知り受け入れるということです。そして、自分が悪いのではなく育った環境の問題ということ、愛着障害の方には幼少期に形成されるはずの安全基地というものがうまく形成されず、社会に出てもうまく他者と関わりを持つことが難しくつらい思いをされてきたことかと思います。
愛着障害を克服するには、自分を受け入れてくれる存在、自分の思いを聞いてくれる存在と出会い、信頼できる人間関係の形成が必要だと思います。
私も、人に自分の思いを話すことで救われていることが沢山あります。

まとめ

愛着障害にはさまざまなタイプがあり社会生活での葛藤や生きづらさが多々あることかと思います。まずは、自分がどのタイプなのかを知り、それを受け入れ理解しましょう。そして、育ってきた環境にも問題があったということ、決して、自分だけが悪いというわけではないことを知り、心を落ち着かせましょう。
次に、自分が信頼できる人を見つけ、心のままに話を聞いてもらいしょう。時間はかかることかと思いますが、少しでも安定した生活が送れるよう自分自身を大切にしてください。
これから出会う人たちとの楽しく安定した生活につながることを願っております。

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